OpenMPとOpenCVを使って書いたC++のコードをCMakeでビルドするときのメモ.
お久しぶりです.(すごくお久しぶりです)
OpenMPとOpenCVを使って書いたC++のコードをCMakeでビルドするときのメモ.
の前に.
CMake
いろんなライブラリを使ったソースをコンパイルするときにMakefileを頑張って書くのは面倒なので,ありがたく使っています.
使い方としては,CMakeLists.txtに
「◯◯というライブラリを使いたいからどうにかして!」みたいなノリで書いて,cmake <path/to/CMakeLists.txt>
を実行すると,うまいこと(大量の中間ファイルを
吐き出しながら)Makefileを生成してくれます.
なお,最初に参考にしたのはこちら
*2
*3
.
OpenMP
OpenMPは、並列コンピューティング環境を利用するために用いられる標準化された基盤。OpenMPは主に共有メモリ型並列計算機で用いられる。*4
とても小さな労力で並列化が可能ということで,最近使い始めました.
CMakeLists.txt
で,こちらがOpenMPとOpenCVに対応したCMakeLists.txtです.
cmake_minimum_required(VERSION 2.8) project( sample ) find_package( OpenMP ) if (OPENMP_FOUND) set (CMAKE_C_FLAGS "${CMAKE_C_FLAGS} ${OpenMP_C_FLAGS}") set (CMAKE_CXX_FLAGS "${CMAKE_CXX_FLAGS} ${OpenMP_CXX_FLAGS}") endif() find_package( OpenCV REQUIRED ) add_executable( sample sample.cpp ) target_link_libraries( sample ${OpenCV_LIBS} )
このあとにmake
でビルドしてあげると,簡単に実行ファイルを生成することができます.